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发表于 2005-1-22 08:43:44
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東京サウンドのヘッドホンアンプ。低価格帯では珍しい真空管アンプで、真空管として双三極管である12AU7を用い、増幅形式はプッシュプル方式を採用している。そのため、パワフルでダイナミックなサウンドを実現している。ヘッドホン出力はで650mA/chと十分なパワーを持っている。ヘッドホン端子は前面に1個(標準プラグ対応)、背面に1個(ミニプラグ対応)配置されている。入力はRCA端子1系統で、スルーアウト端子(RCA)を1系統持っている。このアンプで特徴的なのは背面に設けられているインピーダンス切り替えスイッチである。通常、真空管アンプ(出力トランスあり)は接続するヘッドホンによってインピーダンスのミスマッチングが起こるものだが、本機にはトランスにタップが設けられており、100オーム以下と 100オーム以上を切り替えることができる。このため、16~600オームのヘッドホンどれでも対応可能である。前面のヴォリュームは大きく操作しやすい。なお、真空管アンプゆえに本体はやや大きく(130×170×230mm)、重量もある(3.4Kg)。電源ケーブルは直出しで交換できないのが残念なところだ(2Pプラグ)。
パワフルでダイナミックで表情豊かなサウンドが特徴。真空管アンプの持つ魅力を伝えてくれるアンプだ。中音から中高音へかけての音の濃密さ・艶やかさは魅力的だ。古めのロックやジャズに向いている音だ。高音はやや強い。多少キンキンするかもしれない。低音は若干弱く、重低音はあまり出ない。解像度はまあまあと言ったところだ。大抵のヘッドホンは問題なく駆動できる。GRADO RS-1やAKG K501を使うとヘッドホンの個性との相乗効果で絶妙なサウンドとなる。逆にEtymotic Research ER-4S だとアンプの欠点ばかり強調されるような感じになる。このアンプは暖機運転がかなり必要で、1時間ぐらいしないと本来の音が出てこない。発熱量はかなりの物があるので注意したい。比較的セッティングや電源などに左右されやすいアンプなので設置は確実にしたいところだ。足回りが若干弱い(単なるゴム脚)ので、インシュレータを使うとよいだろう。
約50,000円という価格で買えるアンプとしてはかなりのものだと思う。音のクオリティや幅広いインピーダンス適応性はこの機種の大きな魅力である。さらに、セッティングや電源による音への影響、真空管を交換して音の違いを楽しむ、ヘッドホンによる音色の違いを楽しむ、など、ヘッドホンを中心としたオーディオを満喫できるアイテムだと思う。真空管アンプはマニア向きかもしれないが、この機器はぜひとも初心者に使って欲しいものだ。オーディオの面白さ、音楽を聴くことの素晴らしさを教えてくれる、そんなアンプだと思うからだ。 有劳JP-YY兄~~ |
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